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私の野菜室をかえして [くらし]

日立の冷蔵庫 R-SF43TPAM-1 は名機でした。
製氷器の氷はどこまでも透き通り、
野菜室は腰の高さで見やすく取り出しやすく、野菜好きにはたまりません。
この愛機が、購入丸2年でぶっ壊れました。真夏にです。

仕事でいっぱいいっぱいの中、両脇にトロ箱かかえて、氷屋さんまで走ったさ。
冷凍室の大阪一おいしい餃子 & 東京一おいしい餃子(個人の意見)のストックや、いただきもののちょっといい肉や魚やアイスクリームが、山積みのトロ箱の中でジワジワ駄目になっていく気分ったらありません。
駄目になる前に一品目でも多く食べ尽くす!みたいな食生活のおかげか、面疔ができて痛みます。
きっちりパックしたつもりでも、溶け出した肉汁はどこからかにじんでて、私は庫内の薄赤い汁を拭きとりながら、少し泣きました。

不良パーツの都合がつかない、ということで、まるごと新品に交換してくれました。
冷蔵庫は2年の間にモデルチェンジして、後継機は野菜室と冷凍室の位置が入れ替わっていました。足元にちんまりした野菜室。腰の高さに特大冷凍室。
日々駄目になっていく冷凍肉にうんざりしきったユーザーに、この大スペースで何を冷やせというのでしょう。私はとりあえず、アイスノンをはじめ家中の保冷剤を全部、そこに投入してみました。あと、溶け残った氷屋さんの氷。

料理をするたび、野菜室のつもりで冷凍室を開けてしまい眉根が寄ります。
前と同じ条件で作ってるのに氷が白いんだけど、これは多分仕様でしょう。
どちらもそのうち慣れるでしょうが、今ほど野菜を摂らなくなるかもしれません。

って下書きしてから1週間。少し慣れました。
使いづらい野菜室もそうですが、「無料で最新機種に交換!」に全然ラッキーを感じない自分のココロにも、ちょっと凹みます。

そういえば、近所にコーギーを飼っているお宅があります。いつ会っても 無視 or 威嚇 という無愛想な彼が、この騒ぎの最中は、なんだか上機嫌で飛び出してキラッキラの笑顔でこっちを見上げるのです。
「ダメになりかけの生肉のニオイ」に向かって、笑っていたんだと思います。


堺市の犬看板 [大阪]


履仲天皇陵のお堀に掲げられた宮内庁の犬看板。
このデザインには原型があります。


これは近所の市立中学校のフェンス。
個人のお宅でもこの看板を杭に留め付けて立札を作り、花壇にザクザク刺してあったりします。市役所あたりで配っているのかも。
せっかくの花壇に5本も6本も犬看板。よほどの被害なのでしょう。同情を禁じ得ません。


バリエーション。


轟音で目覚める季節 [大阪]

なんて何事も無かったように再開します。
長居、じゃなくて長い沈黙でした。

どうも2つの土地の違いについてあれこれ言い立てるのが苦手です。
去年の今頃ですか。新米府民として何冊かの大阪本を買って読んだのですよ。
たまたまそういうのに当たっちゃったのでしょうか、地元愛のあまり相手の土地(まあ、東京の人だったり東京ぶってるって言われちゃう関東者だったり)の悪口が延々書いてあって、まいりました。まいると同時に、自分もこんなこと言うかも知んない。すでにゆうてるんちゃうんか、無意識に。と。

あと、質問した方が聞きたいのは「大阪 と 東京について」なんでしょうけど、私人間が小さいから、語れてせいぜい「西巣鴨・行徳/浦安 と 堺市上野芝」、「池袋・上野 と 天王寺」なんすよ。ひきこもり気味。

とまあ、大阪について語るまい、特に(2つ前の記事のとおり、大して感じてないけど)ネガティブなことは。と決心した自分ですが、2点だけ、まいった。どうにもならないだけに泣き言を許してください。なのが、

堺市ほどの大きな自治体に、トレーニングのできる公営の室内プールが1つしかなくて、利用料が豊島区の倍、オリンピックプール(一般公開なくなったんだってね)より高い
ことと、
この季節、クマゼミの鳴き声に叩き起こされる
ことです。
wikipedia クマゼミ
「クマゼミ 鳴き声」で検索すると音声ファイルがいろいろ出てきますが、どれも全然穏やかです。実際の音を流したら、スピーカーとか耳とか、駄目になるかもしれません。

毎朝、耳栓をしてベランダの朝顔と語り合います。ベランダから戻っても、しばらく頭がぐわんぐわんします。来年も朝顔マニアでいる自信がありません。


Q:大阪はどうですか [くらし]

今まで暮らしたことのない土地に移って生活しているわけです。それも大阪。
驚愕! 興奮! 違和感!の嵐にグワングワン振り回されるものだとばかり思っていましたが、実際来てみるとあんまり「うひゃあ!」って驚くことがありません。

これは、あれですか「瑞々しい感性をなくしちまった大人」になっちまいましたか私。と不安になったり。
でもねでもね、私は「オレ様の普通=世間の普通だ!」キャラでもないし、地元の人々と本気のやり取り(仕事とか、大きな買い物とか)をする機会もまだなのです。いちいち驚いてるほうが大阪に失礼なんではないか。
と思い直して、ひどく些末な諸々をリストアップします。お聞かせするのも申し訳ないような。

  • カレーライスに卵黄(生)が乗ってて、ハヤシライスがオレンジ色だった。
  • 近所にムクムク毛深い中型の日本犬(すっごい好み)が多いので、朝夕行き会うたび、こっちのほうがハァハァしてしまう。
  • 仁徳天皇陵以外の古墳は、ただ普通に、そこにある。ひとつひとつ鳥居を建ててお奉りしてるわけじゃなくて、お濠のキワまで民家や、畑や、ゲートボール場だったりするのがなんか意外。
  • 大阪ドームでは、ヤクルトレディがヤクルトを売っている。
  • 無印良品のショップが少なくて不便。私の服7割くらい<季節の品のお買い得>なのにこれからどうしよう。
  • 「犬の糞は飼い主が拾え」または「ここで犬に糞させるな」看板が多い…気がする。
なんかの面接で「大阪はどうですか」って聞かれて、こんなこと答えたら絶対アウトですね。

右の写真は、ホントに「うひゃあ」っていった、数少ない物件。リストの最後と、かぶってますが。
宮内庁。

大阪から祈っているよ [イラスト]

今日から、青山のペーターズギャラリーで友人たちのグループ展が始まります。
【空き部屋あります。〜神宮前アパートの人々〜】
みんなおめでとお! 成功を大阪から祈っているよ。

期間中に上京するつもりです。ちょうど同じ時期に日本画の先生の個展もあるし、美術の神様ありがとう。

ゴールデンウイークは神戸市立美術館の江戸の誘惑展に行きました。
目玉になっている北斎の鳳凰図屏風は、十数年来の憧れでした。
それも「ボストン美術館にあるらしいし、ボストン行っても一般公開してないらしいし、多分死ぬまで観らんないんだろうな」みたいな投げやりな憧れ方をしていました。
念願かなった今、何かの拍子に事故に巻き込まれたりしてポックリ行かないよう、気を付けて生きていこうと思います。


大阪の初体験2件 [大阪]

1.天王寺動物園

4月6日に公開されたばかり、ホッキョクグマのゴーゴちゃんは、「551の豚まん」で有名な蓬莱が動物園に贈ったのだそうです。
「仔グマのうちに見ときたいねん!」とか言ってた夫は、実物の立派な若グマっぷりに少し凹んでました。マレーグマくらいの大きさ(4月15日現在)。

2.ヤクルト−巨人戦(大阪ドーム)

8-2でヤクルト勝利! 野球観戦に行って、こんなに気持ちよく帰れたの初めてっすよ。
大阪は、巨人ファンも熱いです。


ラジオのセッティング [大阪]

エアコンも無事に付き、注文していた大きな本棚も届きました。
部屋は片づきつつあります。自分なりのスピードで。

東京からの仕事もいただきました。拍子抜けするほどいつもどおりに依頼が来て、いつもどおりに作業する自分。
こっちでもやっていけそうです。

仕事部屋は携帯の電波の入りが悪いようです。電波がましな側の窓際に携帯を置き、かつ着信をIP電話に転送させて、その子機を持ち歩いてます。
んもう、90年代ですか。頼むよVodafone 3G。

今日は仕事を始める前にステレオのセッティングをしました。当たり前だけどラジオのプリセットが全滅。「06」とか入力すると、大阪の全局にばしっと合わせてくれる機能があった気もしますが、ステレオの取説がまだ出てこないのですよ。新聞のラジオ欄と首っ引きで設定です。
次から次から、もんのすごい勢いで受信される大阪弁トーク。上がる動悸。速まる呼吸。彼ら全国放送では手加減してしゃべってくれていたのか。あぁあぁあぁあぁ、ダメだ。私、馴染めないかもしれない……。

と、パニックを起こしかけましたが、ラジオで聴く軽快なおしゃべりって、全国どこでもこういうものなんでしょう。聞き慣れない言葉だからびっくりしただけで(まだちょっと息が荒い)。
音楽メインの局から、徐々に慣らしていこうと思います。でも、それってどの局?


堺といえばダイキンエアコン(少し苦しい) [大阪]

愛機「うるる と さらら」は、普通のエアコンよりパイプが太いんだそうです。うるる機能=加湿機用のクダが一本余分にあるらしくて。
なので新居の壁の穴を通せなくて、未だに設置できてません。
ていうか、室内ユニットの現物を車に積んでて、伝票にも機種名が書いてあるのに、現場に来てはじめて「あっちゃー、うるるとさららでしたか。出直します」はないだろう。エアコン工事のひと。

それから「堺市の鳥」は、モズだそうです。モズ…
真冬、壊れた愛機(の室外機)の下で冷たくなってた、オレンジ色のかわいい鳥。
いったい何の暗示だ。


堺といえば刃物なわけですが [大阪]

越して来てからの新しい日課。包丁を研ぐこと。
気が引き締まって、頭もすっきりするようです。

なんでまた始めたのかというと、話は5年前に遡ります。
結婚のお祝いに包丁とペティナイフのセットをいただきました。堺打刃物の有名な職人さんのお作に「さと子」の名前入りです。
去年の秋、慣れと油断から冷凍カレーなんか切ろうとして、派手に刃こぼれさせてしまいました。

反省しています。

行徳の刃物やさんに持っていくのをなんとなく延ばし延ばしにしているうちに、包丁は堺に里帰りです。
ここ堺で研ぎに出したら、かなりの確率で「あ、これは○○さんの包丁やわ」って作った職人さんのもとに戻るでしょう。包丁には名前が入っています。「ああ、さと子さん、やってもうたわ」「あかんで、さと子さん」「何切ったらこないなんねん、さと子さん」(関東者がイメージする関西弁)……目に浮かぶようです。脂汗もうかびます。

というわけで自分の失敗は自分でカバーしようと、毎日毎日毎日毎日研ぐことにしたのです。どれくらい続ければ刃こぼれが消えるのか、見当もつきません。


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